日曜日、お金が無くて途方に暮れる私はカードローンに頼った

とある日曜日、私はお金の持ち合わせのない自分(24歳・男)を心底恨んでいました。コンビニのATMに駆け込んだものの、残高はほんの1万円ちょっと。常日頃から貯金をしていなかった自分を、さらに恨みました。

プレミア価格で数十万円はくだらない限定品のフィギュア

デパートにあるおもちゃ売り場の一角に、それはありました。しかも、定価の値段で。定価とはいっても3万円ほどします。しかしそのフィギュアは数があまり出回らなく、今となってはオークションくらいでしか見ることができない代物となっていました。それが目の前にあるのに、買えない。こんな残酷なことがあって良いのでしょうか。

とにかく今手に入れなければ、いつ誰かに先を越されてもおかしくありません。しかし、道行く人に「お金を恵んでください」と土下座するわけにもいきません。ひとまずそのフィギュアを棚の奥の方に隠し、私は策を考えることにしました。

そうしてふと浮かんだ考えはカードローンを利用するというものでした

これは名案だと銀行に走るものの、その日は日曜日、銀行はやっていません。これはいよいよ行き詰ったと思いましたが、何も銀行だけがカードローンでの借り入れをやっているわけではないことに思い至り、早速スマホで会社を検索しました。正直、借りられればどこでも良かったので、適当に入ったホームページはアコムのものでした。

細かく書かれた説明文などはすっ飛ばして、サイトに入ってから5分後にはもう申し込みを済ませていました。その後内容確認のメールが届き、運転免許証をカメラで撮って送りました。たったこれだけのステップでお金を借りられるのかと疑問でしたが、契約が済み、振り込み借入を申し込むと、

口座に5万円が入っていました

コンビニでそのお金を引き出した私は、すぐにおもちゃ売り場へと直行しました。あの掘り出し物を見つけてから既に30分ほどは経っています。この間に誰かに取られてもおかしくはありません。思わず早歩きで棚の近くにまで行って、奥の方を手で探ると、

良かった、プレミア物のフィギュアが無事そこにありました

そのフィギュアは私の部屋で箱に入ったまま飾られています。オークションに出せばそれこそ何倍もの価値が付きますが、そんなことはしません。借りた5万円は給料が入り次第すぐに返しました。借りっぱなしというのはどうにも気持ちが落ち着かなかったので、返済できた時は本当にすっきりしましたね。